2020年振り返り

今年もこのブログは振り返りのみとなってしまいましたが、2020年を振り返りたいと思います。

今年も基本的には、「エンジニアとして技術を極め、アドボケート・エバンジェリストとして技術を伝え、技術教育者として教える」、その調和を目指し日々活動を行っていたことに変わりないと思っています。

昨年は、アドボケート・エバンジェリストの活動が非常に多い年でしたが、今年はこのご時世もありオフラインでのカンファレンス、ミートアップ、勉強会は軒並みオンラインになりました。そして、仕事も3月末から在宅ワークとなりました。

今年は、昨年に比べ環境は変わったとはいえ、満遍なく調和な方向であった気もしています。

エンジニアとして自分

エンジニア仕事としては、本業務で3ヶ月ほどコンサル兼技術検証なお仕事をさせていただきました。主にKubernetes基盤部分や市場的なところ含め支援させていただきました。

また、会社としてはWindowsコンテナの分野に注力した年でもあったので、私的に未開な分野の技術検証も行いました。

Windowsコンテナ分野は、これまで携わってきたLinuxにおけるコンテナとはまた違った面が多くあり、私的には対比しながら色々と学べたと思っています。今後も技術としては追いかけて行こうと思えたのは良かったと思います。

アドボケート・エバンジェリストとしての自分

昨年は一年のほとんどが登壇だったと思えるほどで、今年は私的には抑えて行きたいところではありましたが世の中的な状況で、登壇する機会が減らざるを得ないところもありましたが、コミュニティ運営含め色々と経験できた一年でもありました。

自分が運営スタッフとして参加させていただいている「Cloud Native Bright Future」#cnbfmeetup も発足して2回目のミートアップをオンラインで行えたのが8月、3回目が11月でした。

cnbfmeetup.connpass.com

オンライン化に至るまで時間は要しましたが、2回開催して内容の濃い2回だったので良かったと思います。私的には、2回目でファシリテーターをさせていただいたのも良い経験でした。オフラインとはまた違う緊張感もあり勉強になりました。

このコミュニティの一員として久々にOSCで2回(東京と福岡)登壇させていただきました。久々のOSCでの登壇ということもあり私的には楽しくできました。

speakerdeck.com

www.youtube.com

そして、今年の稼働率としては一番高かった活動としては、「CloudNative Days Tokyo 2020」#CNDT2020 です。

CNDTでは、プロモーションチームのリーダーをさせていただいて、開催前のオンラインイベント、CNDT公式のブログ・ポッドキャスト・ツイートなどメンバーとともに色々と頑張りました。

カンファレンスとしても初のオンラインということで、実行委員会全体が模索しながらの道のりでした。

プロモーションチームとしては、まずオンライン上映会というCNDT2019の好評のセッションを実際の登壇者を交えて改めて振り返るイベントを企画して、ファシリテート役としても参加しました。

長年しまっていたミキサーを復活させたり、新しいマイクを買ったり、人生初のポッドキャストも経験しました。オンラインファーストをまさに感じた時でした。

企画の一つでもあった、「Kontest」というKubernetesクイズでは問題作成にも参加させていただきました。

実行委員のメンバーはエンジニアばかりなのでこうした状況でも技術ベースで解決し、乗り越えることができたのも非常に実りある経験でした。

cloudnativedays.connpass.com

anchor.fm

そして、CNDT2020では、実行委員としてだけではなくCFPも通過して、登壇もさせていただきました。

実際に本業で検証している内容を含めたWindowsコンテナについて発表しました。ありがたいことに、登壇日のベストスピーカーのベスト5に入ることもできました。

speakerdeck.com

event.cloudnativedays.jp

CNDT2020を通して、この歳になっても技術好きの同志と学園祭のような楽しいカンファレンス創りに参加できたことが何よりでした。

来年は「CloudNative Days Spring 2021 Online」#CNDO2021 も開催予定です。CFP無しで動画応募形式という新たな挑戦も始まっています。実行委員メンバーと共に頑張っていきたいです!

cloudnativedays.medium.com

今年は、2つの翻訳のコントリビュートにチャレンジしました。「Istio by Example」というサイトの翻訳とKubernetes公式ドキュメントのWindowsコンテナ関連の個所の翻訳です。

私的には英語と技術の勉強ができたことが良い経験でした。レビュアーの方々には改めて感謝いたします。

istiobyexample-ja.github.io

kubernetes.io

ミートアップ、勉強会では、Container Runtime Meetupとインフラエンジニア BooksでのLTおよび登壇の機会がありました。

Container Runtime Meetupでは、WindowsコンテナのRuntimeについて発表しました。今となってはdockershim依存の高いWindowsコンテナとKubernetesの関係を色々と勉強できたことは大きかったと思います。KubeCon EUでのSIG-Windowsでの発表なども勉強になりました。

インフラエンジニアBooksでは、久々にRancherのお話をさせていただきました。自分が執筆した書籍の内容ではありましたが、1年も経つと進化も大きく、ほとんどがアップデートばかりでそれはそれで身になりました。

speakerdeck.com

www.youtube.com

speakerdeck.com

www.youtube.com

あと、アドベントカレンダーも2つ書きました。

qiita.com

qiita.com

技術教育者としての自分

今年も専門学校の講師として週一で教壇に立たせていただきました。実際に授業の開始が2ヶ月ほど伸びましたが、オフラインでの授業ができて、専門学校側の万全なコロナ対策に感謝しかない一年でした。

本業務でも企業様向けのプライベートトレーニングを実施させていただきました。こちらは完全オンラインでした。オンラインでのトレーニングに試行錯誤した一年でもありました。結果としてはご満足いただけましたので感無量です。

弊社サイトに事例として公開させて頂けたことにも感謝いたします。

今年は、新たに副業もさせていただいた一年でもありました。副業先では、トレーニングコンテンツの開発に参加しました。

優秀なエンジニアの方々と一緒に仕事できたことが本当に感謝しかありません。とても貴重な学びの場で、末永く続けさせていただきたい所存です。

プライベート

今年は、ライブ好きの自分にとっては酷な一年でしたw 月平均3回くらいライブに行く自分が、今年はオンラインライブを除いて、実際にオフラインで参加したライブ数は5回でした。チケット払い戻しの嵐でしたw

2度ほど大事でなく幸いでしたが、体調を崩した時期がありました。それは、ライブに行けずで生活リズムの変化によるものだと勝手に思っていますw

2021年はライブ、フェスに行けるようになるよう切望しています。

年末は毎年カウントダウンライブで、ライブ会場で年越しですが、今年はおそらく約20年ぶり?自宅での年越しになります。

2021年に向けて

現在も水面下では色々と年を跨いで進行中のこともあります。来年はそれが実を結んで行く年だと思っております。

変化ある年になるとも思っていますので、変化から進化につながるよう精進して参りたいと思います。

情勢的に色々なことがありましたが、皆様のご支援のおかげで無事に新しい年を迎えられます。

ありがとうございました。

そして、2021年もよろしくお願いします。